少人数・支店単位でもできる健康測定会——中小企業の実施パターン4つと進め方
「うちは従業員が少ないから、健康測定会は大げさでは」「支店が分かれていて、全員を集められない」——中小企業のご担当者さまから、よくうかがうお悩みです。けれども健康測定会は、人数が少なくても、拠点が分かれていても実施できます。この記事では、規模や働き方に合わせた4つの実施パターンと、準備の進め方、参加率を上げるコツをまとめました。
中小企業にも、健康測定会が取り入れやすい理由
健康経営は大企業の取り組みと思われがちですが、測定会のように「その場で体の状態に気づく」施策は、中小企業にも取り入れやすく、効果を感じやすい面があります。
- 従業員同士の距離が近い——「どうだった?」と結果を話題にしやすく、健康の話が職場に広がりやすくなります(いわゆる「みんなごと化」)
- 経営者の姿勢が伝わりやすい——社長や役員が最初に測定するだけで、「会社として本気で取り組んでいる」というメッセージになります
- 意思決定が速い——「まず一度やってみる」が決めやすく、結果を見て次の手を打ちやすいのも強みです
健康経営を何から始めるか迷っている場合は、健康経営の最初の一歩と進め方もあわせてご覧ください。
規模・働き方別 実施パターン4つ
お腹ソムリエの測定会は、測定者1名・3時間のパックが基本です。1人あたりの測定は約5分で、3時間で20〜25名程度が目安です。この3時間を自社の規模や働き方にどう当てはめるかで、実施パターンが決まります。
パターン1:少人数の1拠点で、全員参加型
従業員が10〜20名程度の会社なら、全員が参加できる1回の測定会が組めます。人数に余裕がある分、お一人ずつのフィードバックに時間をかけたり、気になる結果について個別に相談を受けたりと、密度の高い会にできます。少人数でも料金は同じ3時間パックのため、空いた時間を役員の方の測定や、生活習慣の相談時間に充てるのもおすすめです。
パターン2:支店・営業所が複数ある会社
拠点が分かれている場合は、次のような組み方があります。
- 人が集まる日に合わせる——全体会議、研修、決起集会など、各拠点の従業員が本社に集まる日に測定会を組み込む
- まず1拠点でトライアル——本社や人数の多い拠点で一度実施し、反応を確かめてから他の拠点へ広げる
- 拠点ごとに日程を分ける——各拠点で順番に実施する(移動を伴う場合の条件は、事前にご相談ください)
最初から全拠点を同時に回そうとせず、1拠点で成功例をつくってから広げるほうが、社内の理解も得やすくなります。
パターン3:シフト勤務・交代勤務がある職場
店舗、工場、介護施設など、全員が同じ時間にそろわない職場では、時間帯で枠を分けるのが基本です。たとえば勤務の交代時間をまたぐように3時間を設定すると、前のシフトの人は勤務後に、次のシフトの人は勤務前に参加できます。1人約5分と短時間のため、休憩時間の前後にも組み込みやすい施策です。
パターン4:健康診断の日に合わせる
健診の待ち時間や前後に測定を組み込むと、従業員の追加の負担なく実施できます。健診の数値と超音波画像を並べて見ることで、「数値の意味」が実感しやすくなるのも利点です。詳しくは健診と測定会をセットで実施した事例をご覧ください。
準備はシンプル——担当者が用意するもの
測定機材は当社の測定者が持参します。ご担当者さまにご用意いただくのは、主に次のものです。
- 会場:社内の会議室等。仰向けや座った状態で測定するため、3m×3m程度のスペースが目安です
- 備品:イス・テーブル・電源
- 参加者の募集と予約枠:1人5〜10分の枠で、余裕を持って組むと運営しやすくなります
- 社内告知:告知用のポスターやメールの文面は、ご希望に応じて当社でご用意することも可能です
※測定は対面で行います。結果説明や個別のフォローは、目的に応じてオンラインでも実施できます。
少人数の会社で参加率を上げるコツ
- トップが最初に測る——社長・役員が先に測定し、その様子を社内に共有すると、参加のハードルが下がります
- 「健康診断」ではなく「体験イベント」として案内する——「お腹の中を画像で見てみよう」など、気軽さが伝わる言葉で告知します
- 業務時間内に参加できるようにする——1人約5分なので、業務の合間に参加できることを伝えると、参加の心理的なハードルが下がります
- 結果を話題にしやすい雰囲気をつくる——結果を見せ合うことは強制せず、話したい人が話せる空気をつくると、健康の話題が自然に広がります
職場全体で取り組みが続くしくみについては、集団心理を活かした健康経営の記事で詳しく解説しています。
健康経営優良法人(中小規模法人部門)を目指す場合
健康経営優良法人の中小規模法人部門では、加入している保険者(協会けんぽ・健康保険組合など)への健康宣言が申請の前提となります。まずは自社が健康宣言を済ませているかを確認しましょう。
そのうえで、測定会は従業員の健康づくりに向けた具体的な取り組みの一つとして整理しやすい施策です。測定して終わりにせず、3〜6ヶ月後の再測定などで変化を振り返るところまで設計しておくと、取り組みの実施と評価を説明しやすくなります(認定の取得を保証するものではありません)。申請の流れは健康経営優良法人の申請準備の記事でご紹介しています。
中小規模法人部門の上位500社「ブライト500」に連続選出されている企業での実施の様子は、M株式会社での測定会レポートをご覧ください。
費用:まずは「トライアル測定」から
初めての企業さまには、トライアル測定(3時間・50,000円パック/税別)をご用意しています。少人数の場合も同じパックでのご提供です。まず1回実施して従業員の反応を確かめてから、再測定や他拠点への展開を検討できます。費用の考え方は健康測定会の費用ガイドでも詳しく解説しています。
よくある質問
Q. 従業員が10名以下でも実施できますか?
はい、実施できます。料金は3時間パックが基本単位のため、少人数の場合も同じパックでのご提供になります。その分、お一人ずつのフィードバックや相談に時間をかけられます。
Q. 複数の支店・営業所で実施できますか?
実施できます。全体会議などで人が集まる日に合わせる、まず1拠点でトライアルを行う、拠点ごとに日程を分けるなど、ご状況に合わせてご提案します。移動を伴う場合の条件は事前にご相談ください。
Q. シフト勤務で全員がそろいません。
勤務の交代時間をまたぐように時間帯を設定するなど、枠の組み方で対応できます。1人あたり約5分のため、休憩時間の前後にも組み込みやすい施策です。
Q. 担当者が少なく、準備に手が回るか心配です。
ご用意いただくのは主に会場・備品と参加者の予約枠です。告知用のポスターやメール文面は、ご希望に応じて当社でご用意することも可能です。
まとめ:人数が少なくても、拠点が分かれていても始められる
健康測定会は、従業員数や拠点の数に関係なく実施できます。少人数なら密度の高い会に、複数拠点なら1拠点から、シフト勤務なら時間帯を分けて——自社に合ったパターンを選ぶことが、無理なく続けるコツです。従業員同士の距離が近いからこそ、測定会をきっかけに健康の話題が職場に広がりやすくなります。
「うちの規模でもできる?」という段階でも大丈夫です。下のお問い合わせからお気軽にご相談ください。
少人数・複数拠点での測定会をご検討中の企業さまへ
従業員数・拠点・勤務形態に合わせた実施プランをご提案します。まずはトライアル測定(3時間50,000円パック/税別)からお気軽にご相談ください。